陸の孤島宮崎を救う新たな新幹線計画
幸福実現党 宗教政治家 こうの一郎
スーパー新幹線とは、リニア新幹線を含む新幹線のことです。
11年後、リニア新幹線が東京名古屋間に完成します。東京大阪間が1時間、東京名古屋はたったの40分。52年前の東京オリンピックに合わせてできた東京大阪新幹線、当時は3時間です。時速k210㎞、現在は320㎞の最高速度になりました。
平成27年3月に北陸新幹線ができました。 東京金沢が今までなら4時間弱かかっていたのが、今では2時間半。その結果どうなったかというと、金沢に大量の人々が訪れるようになりました。特急時代から新幹線になり、3倍の利用者増。金沢の兼六園も入場者は4割増になっています。
地方再生の切り札は新幹線と言えます。。新幹線が通ると「民間投資」「都市の活力アップ」「人口増加」なにより「効用を生み出す」します。新幹線が通ってからの石川県の有効求人率は1,47倍、全国平均1.21倍を大きく上回り全国トップレベルになっています。
同じく九州新幹線も大きな効果をもたらした。鹿児島まで開通した年は、京阪神との間のJR旅客数は、熊本で2.4倍、鹿児島は3.4倍、しかも熊本大阪間は飛行機の利用者数を超えたといわれています。時間も新大阪鹿児島が最短3時間59分、飛行機はアクセスを入れると3時間半。ほとんど差が無くなりました。
日本の大都市のほとんどは新幹線が通る都市圏に位置しています。仙台、埼玉、東京、横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、北九州、福岡、熊本、鹿児島。
半世紀前に田中角栄総理が新幹線と高速道路のネットワークを構想しています。具体的には全国に新幹線と構想道路を通す予定でした。計画では新幹線9000キロ、高速道路10000キロ。現段階では高速道路は130%に対して、新幹線は30%の実現していません。その理由は高速道路は国土交通省・建設省を中心に建設、方や新幹線は国鉄が民営化して各JRが独自で建設することになりました。資金力の差は大きかったといえます。
世界の先進国のインフラ投資額ですが、平成8年を基準100としたとき、平成24年ではカナダ327%、イギリス292%、韓国247%、アメリカ192%、フランス165%、イタリア133%、ドイツ106%、日本は・・・・47%。先進国の中ではダントツに低い日本。現在少しは増えていますが、公共投資が圧倒的に少ない日本。民間ができない所を国が公共事業として行うことが必要です。
宮崎県の新幹線計画はどうなっているのでしょうか。計画段階としては東九州新幹線構想があります。北九州・大分・宮崎と鹿児島を結ぶ基本計画区間があります。しかし実際は全く話が進んでいないのが現状です。
ここであたらしい案として、「スーパー新幹線が日本を救う」本の著者藤井氏が唱えているのは、八代―宮崎間の新幹線計画です。これにより宮崎の孤立化を打開できるとしています。現在博多への最短は飛行機の2時間15分(アクセスを入れ宮崎駅から博多駅)。次に早く博多につく手段としては、宮崎ー新八代までをバスで移動して、新八代から新幹線で行く方法で3時間30分ほど博多につきます。
宮崎―新八代ルートに新幹線が通ると1時間40分ほどで博多に着きます。しかも鹿児島ルートで宮崎から博多に向かうよりも40分ほど早くなります。このルートを使うと4時間ほどで大阪にも行けます。そうなると大阪から鹿児島と宮崎が同じような距離感覚になります。
北九州―大分―宮崎の開通を待つよりも、宮崎―八代間に新幹線を通すことで宮崎の孤立化を早期打開できるという案です。費用も7000億円ぐらいできると試算しています。単線なら4000億円で可能です。発想を変え、宮崎―八代新幹線の実現すれば、陸の孤島宮崎を脱することができます。ぜひ実現に向けて活動できればと考えています。
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