3/28 西都・木城 鹿の害獣被害

3月28日は古墳で有名な西都市にて支援者回りを中心に活動させていただきました。


初めは災害指定区域のお宅を訪ねました。災害時に不安がありますが、限界集落のためか行政も被害が出た時は動いてくれますが、防災・減災には積極的でないといわれていました。予算の関係や優先順位等あるのでしょうが、災害時には自己責任だけでなく行政と連携して支えあう体制が必要かと思いました。


午後からは害獣被害がある地区の方を訪問。道を歩いていると鹿に遭遇。昼間から鹿が村に出るのにはビックリしました。近くの住民に伺うと、鹿の被害がひどく「夜は数頭家の前まで出てくる」とか「この前鹿の数を数えたら15頭いた」・・・


侵入防止防御護柵で田を完全に囲っていましたが、それでも柵を飛び越えて田植えをしたばかりの稲を食べてしまうので注意が必要です。村を歩いて感じたのが、「人間が檻の中に入っている」ように感じました。


宮崎県の害獣被害は平成27年度は作物・人工林で6億2千万円ですが、29年度ではほぼ4億円までに減っています。鹿のみの被害も2億7千8百万円から1億7千8百万円まで減っています。進入防止防御柵や捕獲対策が進んでいるためです。


しかし鹿の数は増えているのか里山付近に住んでいるのか頻繁に見かけると住民の方は言われています。その村では鹿の問題は重要課題でした。


山間部で侵入防止防御柵をしていない地区もあります。その地区の鹿の被害は激しく、ほぼ諦めている地区も見てきました。森林伐採も激しく、植林が多いため鹿の餌も少なく、餌のある民家近くに出没しています。


村の集会所ではサルに関しての注意書きがありました。サルは毎年は出てこないとのことでしたが、害獣被害との戦いの大変さが伝わってきました。


近くの川にはサンショウウオが泳いでいました。

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